丸尾末広の新連載は“地下潜行的マンガ道”、ビーム26周年号で「アン・グラ」開幕

丸尾末広「アン・グラ」より。

丸尾末広の新連載「アン・グラ」が、本日11月12日発売の月刊コミックビーム12月号(KADOKAWA)でスタートした。

「アン・グラ」は1960年代の東京を舞台に、マンガ家を志す青年・ミゲルを描く“地下潜行的マンガ道”。親戚のサチコと一緒に、集団就職で一緒に東京に出てきたミゲルだったが、どんな仕事も続かない。家賃を払えずアパートを追い出されてしまった彼は、サチコの家に身を寄せるが……。

そのほか今号では、新鋭・林史也の新連載「世襲制トライアングル」も始動。主人公の藤木光太郎は、子供の頃からの幼なじみで、同じ女性を好きになった三角関係の相手でもある男・梶原透が、事故で死んでしまったと聞かされる。複雑な思いを抱えながら実家に帰った光太郎が、ある人物と出会ったことから物語が動き出す。

また今号はコミックビームの創刊26周年号としてW表紙仕様になっており、丸尾の「アン・グラ」と、和山やまの「ファミレス行こ。」のイラストがそれぞれ表紙を飾った。さらに“創刊26周年記念読切大攻勢”として、新田章、古山フウ、山田睦、臓内ニガツ、宮川舟の読み切りが掲載されている。